介護の研修・資格の種類
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介護現場では技術や知識などのスキルが求められるため、介護スタッフは資格や経験等が重視される傾向にあります。
施設によっては、一定の資格取得が義務になる場合もあるので、いくつか受講・取得しておきたい研修・資格がありますが、目指したいキャリアや身に付けたい知識、受験条件によって、選択肢が変わるため、事前に確認しておくことが重要です。
介護士が取得する主な資格には、以下の資格が挙げられます。
〇介護職員初任者研修（旧ホームヘルパー2級）
介護スタッフが最初に取得するべきと言われる入門資格です。
受講条件の資格もないため誰でも挑戦でき、業務遂行に必要な基本的な知識やスキル、実践プロセスを身に付け、介護業務を行えるようにするための研修です。
講座などカリキュラムの修了後、筆記試験に合格することで資格を取得できます。
〇介護福祉士実務者研修（旧ホームヘルパー1級）
介護職員初任者研修の上位資格で、よりレベルの高い介護技術を学ぶ資格です。
幅広い利用者さまに対する介護提供能力の修得に加えて、たんの吸引（口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部）や経管栄養（胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養）などの実践的な医療的ケアの知識・スキルを身に付けることができます。
介護福祉士実務者研修を取得すると、サービス提供責任者として働くことができます。
また、介護福祉士国家試験を受験するためには、この研修の受講が必須条件となります。
〇介護福祉士
介護職唯一の国家資格です。
高度な介護技術を有するエキスパートとして、利用者さまに適切な介護サービスを提供するだけではなく、介護スタッフの指導や育成も行えるようになります。
介護福祉士国家試験に合格し、登録を行うことで国に認められた介護職員となりますが、社会人が働きながら取得する場合は3年以上の実務経験と、介護福祉士実務者研修等を修了することが受験資格になります。
〇認定介護福祉士
介護福祉士の上位資格として『一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構』が2015年12月から認証・認定を開始した民間資格です。
介護福祉士からスキルアップ・キャリアアップ向けの資格となり、取得には介護福祉士として5年以上の実務経験が必要となります。
研修を受講、資格を取得しておくと、スムーズに仕事をスタートできるだけでなく、処遇改善手当等による給与アップも望めます。
介護業界へチャレンジしようと思っている方、今よりスキルアップ・キャリアップしたいとお考えの方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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