発話・書字のトレーニング【パーキンソン病】
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パーキンソン病では、喋り方の障害(声量低下・構音障害)があらわれることがあります。
前傾姿勢糖により、胸郭の可動性が制限され呼気・吸気量が低下したり、声帯や舌などの発声に必要な筋肉の筋強剛によって引き起こされると言われています。
また、文字を書く際に極端に小さくなったり(小字症)、書いていくうちに、だんだん小さくなったりする状況が起こります。
この症状は、字の一画一画を書き始めたり書き続けたりすることが難しいために起こります。
〇大きな声を出してみる
自分では声が小さくなっていることに気付きにくいので、やりすぎかと思うほど大きな声を出して、ゆっくり話すことを心がけましょう。
「プッシング・プリング法」という、壁や腰掛けた椅子を両手で強く押しながら、「エイッ」っと力強く声を出すトレーニングは、自宅でもできる訓練なのでおすすめです。
他には、「本や新聞を大声で読む」「会話の機会を増やす」「カラオケで大声で歌う」などもトレーニングになります。
〇ゆっくりと大きな文字を書く
一白紙に一画ずつ大きく書くように意識して書字を行います。
早く書くことは意識せず、普段よりゆっくりとしたペースで字を書くことを意識しましょう。
鉛筆やボールペンより、筆ペンや習字用の筆を用いると書きやすくなります。
また、原稿用紙等などマス目の付いた紙に書くことも訓練になります。
枠からはみ出さないよう、一定の大きさを保つことを意識することで、小字症の改善を図ります。
ほねつぎデイサービスではパーキンソン病の改善プログラムをご用意しております。
体験会は随時開催しております。
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