眠りやすくするための工夫【パーキンソン病】
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布団に入ってもなかなか眠れない、夜中に何度も目が覚めてしまう等、パーキンソン病の患者さんの多くは睡眠の悩みを抱えているといわれています。
また、お薬の副作用としての日中の眠気もあり得ます。
まずは眠りを妨げる要因がないか生活を見直し、眠りやすい環境を整えていきましょう。
〇日中、たっぷりと光を浴びる
日中はカーテンを開けて日光を浴び、体を動かしましょう。
血行が良くなり、新陳代謝も活発になるので、夜の睡眠にも良い影響を与えます。
また、眠るとき以外はベッドへ入らないようにするなど、入眠時間・場所をできるだけ一定にしましょう。
〇就寝のための準備
水分補給はとても大切ですが、夕食後の水分摂取を控えれば、夜間頻尿を減らすことができます。
就寝時間より2時間ほど前に39℃〜41℃のぬるめのお湯に5分以上浸かりましょう。
体がこわばった状態だと眠りにくいため、ストレッチをして体をほぐしておくことをおすすめします。
寝る前にパソコンやスマートフォンは見ないようにして、お酒、たばこ、コーヒー等も控えてください。
〇リラックスできる環境づくり
部屋が暑すぎたり、寒かったりしないよう、室温を適温にしましょう。
前傾姿勢になっている患者さまの場合、枕が高いと首が苦しくなるため、枕の高さを調節します。
落ち着いた暖色系の寝具や、明度の低い照明、アロマオイルなどでくつろいだ気分を演出するのもよいでしょう。
〇服用している薬の調整
睡眠の障害はさまざまなタイプがあり、処方される薬も異なります。
パーキンソン病患者さまの主治医にご相談いただき、早めの対策をこころがけましょう。
ほねつぎデイサービスではパーキンソン病の改善プログラムをご用意しております。
体験会は随時開催しております。お気軽にお問い合わせください。