振戦とは【パーキンソン病の症状】
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パーキンソン病は、脳の特定領域が変性することで、主に運動障害が現れる病気です。
代表的な症状は、「振戦」「動作緩慢」「筋固縮」「姿勢反射障害」と言われており、今回は「振戦」について詳しくみていきます。
〇安静時の振戦
振戦(しんせん)とは、筋肉の収縮と弛緩が繰り返されたときに起こる、自分の意志とは関係ない「ふるえ」を指します。
振戦は、生理的に起こってしまう場合や、薬の服用が原因で発生する場合もありますが、パーキンソン病の初期症状として一番多い症状でもあるため、放置することは危険です。
パーキンソン病の症状の「振戦」の特徴は、安静時にふるえる「安静時振戦」ということです。
パーキンソン病の方の6割以上にこの症状が見られます。
安静時振戦には、以下のような特徴があります。
・手足などがふるえやすく、多くは左右どちらか片方のみに現れる
・進行すると両手足・脚、口唇やあごにも現われることもある
・動作中・睡眠時にはふるえが現れない
・意識的に手足を動かしている最中には、振戦が治まる
〇本態性振戦との違い
ふるえは、寒さやストレス、緊張等、日常的でも起こりえる現象です。
ふるえが起こる病気となると、一番多いのが本態性振戦と呼ばれる病気で、たまにパーキンソン病と間違われることがあります。
本態性振戦はふるえのみを症状とする病気で、特定の動作を行っているときにふるえ(動作時振戦)が見られます。
パーキンソン病のふるえは安静時振戦であり、ふるえ以外にもさまざまな症状があるという違いがあります。
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パーキンソン病の症状まとめ
パーキンソン病の原因や介護のポイント
パーキンソン病の原因
パーキンソン病患者様の介護で注意すること
➀衣類・着替え
➁調理・食事
➂室内・廊下
➃浴室・トイレ
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