固縮とは【パーキンソン病の症状】
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パーキンソン病は、脳の特定領域が変性することで、主に運動障害が現れる病気です。
パーキンソン病の主症状の1つに「筋拘縮・固縮」があります。
〇筋拘縮・固縮
運動に関する症状のうち「筋肉が硬くなる」というものです。
自身の意思で身体を動かそうとしても、筋肉が硬いためスムーズにいきません。
いきなり症状が出るというわけではないので、とくに初期ですと気づかないこともあります。
・肩、膝、指などの筋肉が硬くなって、スムーズに動かしにくい
・体幹の筋肉が硬くなり、前かがみ姿勢になる
・痛みを感じることもある
・顔の筋肉がこわばり、無表情に感じられる
固縮には種類があり、関節に持続的なこわばり・抵抗を感じる鉛管様固縮(えんかんようこしゅく)や、他者が関節の曲げ伸ばしを行った際に、カクカクと歯車の様な抵抗を認める歯車様固縮(はぐるまようこしゅく)があります。固縮は、抵抗の有無が場合によりまちまちであるため自覚しにくく、診察時に医師が動かして発覚する場合があります。
パーキンソン病では、身体をスムーズに動かせず、痛みを伴うこともあるため、運動量が減ってしまい、筋肉がますます硬化して歩行や運動が困難になるという悪循環が起こります。
また、固縮によって顔面の筋肉も固まり、喜怒哀楽の表情が作れなくなることで、「能面のよう」という表現をされることがあります。
固縮は筋肉を動かさないことでさらに進行してしまうため、簡単な運動でも継続することが重要です。
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パーキンソン病の症状まとめ
パーキンソン病の原因や介護のポイント
パーキンソン病の原因
パーキンソン病患者様の介護で注意すること
➀衣類・着替え
➁調理・食事
➂室内・廊下
➃浴室・トイレ
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