認知症介護基礎研修を受講するには
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認知症介護基礎研修を受講するには、各自治体が取り決めている方法にしたがって申し込みを行います。
eラーニングの場合、事業所登録と受講者の登録が必要になります。受講料を支払い後、学習が開始されます。
研修情報:認知症介護情報ネットワーク(DCnet)はこちら
〇受講時間と費用
研修の受講方法は各自治体によって異なりますが、オンライン上でおこなうeラーニング、または対面でおこなう集合型研修が主流です。
eラーニングの場合は、動画の視聴時間は約150分、復習問題・確認テストの時間が別途かかります。
集合型研修の場合、6時間程度(講義3時間+演習3時間、等)となっています。
研修費用についても同様に各都道府県によって異なりますが、テキスト代や受講費を含めて無料~5,000円程度のケースが多いです。
〇カリキュラム内容(eラーニングの場合)
厚生労働省が示す標準カリキュラムに基づいた内容になっており、序章~第4章までの5つの章に分けて学びます。
序章は動画視聴のみで、1〜4章は動画学習後、復習問題・確認テストが章ごとに実施され、確認テストに合格すると次の章へ進めます。4章すべてに合格すると、修了証書が発行されます。
序章:認知症を取り巻く現状
1.認知症ケアにおいて基礎となる理念や考え方
・認知症施策の概要(認知症施策推進大綱)
2.認知症の定義と原因疾患
・基礎となる理念や考え方
・尊厳の保持、偏見や誤解の解消
・日常生活・社会生活における意思決定支援とは
3.認知症の中核症状と行動・心理症状の理解
・認知症の症状と生活や心理への影響
・症状出現に影響する要因
4.認知症ケアの基礎技術
・チームケアの観点を含めた基礎的な認知症ケアの方法
・家族介護者への支援方法
(参照:社会福祉法人東北福祉会 認知症介護研究・研修仙台センター eラーニングシステム運営事務局)