お腹の張りやガスが気になる?SIBOの原因と対策を解説

公開日:2025年03月07日 更新日:2025年03月05日 ブログ

「最近、食後にお腹が張る」「ガスが溜まりやすい」「下痢や便秘を繰り返す」といった症状にお悩みの方はおられませんか?
もしかすると、それはSIBO(シーボ)が原因かもしれません。SIBO(Small Intestinal Bacterial Overgrowth)は、「小腸内細菌異常増殖症」の略称で、腸内環境の乱れによって引き起こされる消化不良の一因と言われています。
今回は、SIBOの原因や症状、予防法について詳しく解説します。

〇SIBOとは?

通常、腸内細菌は主に大腸に生息し、小腸には少数しか存在しません。
しかし、何らかの原因で小腸内の細菌が異常に増えてしまうと、食物の分解・発酵でガスが発生し、小腸内に蓄積してしまうことで症状が現れると言われています。
他にも、消化や吸収に悪影響を及ぼし、さまざまな消化器系の不調を引き起こします。

〇SIBOの主な症状

SIBOの症状は、一般的な胃腸トラブルと似ているため見過ごされがちですが、慢性的に続く場合は注意が必要です。
食後にお腹が張りやすくなる、げっぷやおならが頻繁に出る、慢性的な下痢や便秘を繰り返すケースが多く見られます。
食後の胃もたれや消化不良を伴うことも少なくありません。さらに、ビタミンB12や鉄分の吸収が妨げられることで、貧血や慢性的な疲労感が生じることもあります。
SIBOが疑われる場合は、専門医の診察を受けることが重要です。
呼気テストを受けることで、小腸内の細菌異常増殖の有無を調べることができます。

〇SIBOの原因

SIBOが発生する原因は、小腸で腸内細菌が過剰に増えすぎる直接的なものに加え、間接的なもの等、いくつか考えられます。

  • ・消化管の動きが低下し、腸の蠕動運動が正常に機能せず、細菌が大腸から小腸へ移動しやすくなっている。
  • ・胃酸の分泌が少ないことで、細菌の繁殖を抑える機能が低下している。
  • ・糖質の多い食事や過度な発酵食品の摂取が、小腸内の細菌増殖を助長している。
  • ・ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れ、腸の働きが鈍っている。
  • ・抗生物質や胃薬を長期使用で、腸内細菌のバランスが崩れ、小腸内の細菌が異常増殖しやすくなっている。

〇SIBOの予防と改善策

SIBOを予防し、改善するためには、腸内環境を整え、小腸の動きを正常に保つことが重要です。
糖質の多い食品や炭水化物・食物繊維を控えめにしてみましょう。
減らし過ぎるのも良くありませんが、適度に摂取することで腸内細菌のバランスを整え、消化を助けることができます。
よく噛んで食べることも重要で、消化をサポートし、胃腸への負担を軽減します。
また、腸の動きを活性化させるために、適度な運動を取り入れましょう。
小腸の動きが悪くなると、食べ物が小腸に留まる時間が長くなり腸内細菌が増加してしまいます。
軽いウォーキングやストレッチを日常的に行うことで、腸の蠕動運動が促進され、消化がスムーズになります。
ストレスも腸の機能を低下させることがあるため、睡眠を十分にとり、リラックスする時間を持つことが推奨されます。

〇健康な腸を維持するために

SIBOは、消化不良や腸の不調を引き起こす原因となる疾患の一つです。
「もしかしたらSIBOかも」と思われた方は、一度医療機関で検査を受けてみてはいかがでしょうか。

腸の健康を守ることは、全身の健康にも直結します。
日々の食生活の改善やストレス管理、腸の動きを活性化させる習慣を取り入れることで、予防・改善につなげることも可能です。
生活習慣を見直し、腸内環境を整えて快適な毎日を過ごしましょう。

ほねつぎデイサービスは利用者さまのみならずスタッフの方にも健康になっていただきたいというのがモットーです。
スタッフの方が元気に明るく笑顔で利用者さまを迎え入れてくださることで、利用者さまも明るく元気になります。
皆さんも健康意識を高めましょうね(^^♪

ほねつぎデイサービスで働きたい方、まずは見学を希望という方もお気軽にお問い合わせください。

LINEで簡単問い合わせ