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「白い砂糖」は、結局何がダメなのか?
公開日:2025年02月28日
更新日:2025年03月05日
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「白い砂糖は健康に悪い」というのは、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
ただ白い砂糖が良くないと言われるのは、具体的に何が問題だからなのでしょうか?
甘いものは生活の楽しみのひとつですが、砂糖が健康にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。
〇「白い砂糖」の生成過程
砂糖は、主にサトウキビや甜菜(テンサイ)を原料として作られます。
これらの植物から糖液を搾り出し、ろ過して汁を煮詰めます。
その後も、不純物を取り除くためにろ過を繰り返し、無色透明な多糖液を作ります。
この糖液を加熱・結晶化させることで、最終的に白く精製された砂糖が作られます。
この精製過程で、ミネラルやビタミンなどの栄養素はほぼ失われ、純粋なスクロース(ショ糖)だけが残るのが特徴です。
一般的に「白砂糖」と分類されるものには、グラニュー糖、上白糖、氷砂糖などが含まれます。
見た目が白くなくても、精製度が高く、栄養素がほぼ除去された砂糖(三温糖や中ザラ糖等)も、基本的には同じ影響をもたらします。
〇白砂糖がもたらす健康リスク
白砂糖はGI値が高く、体内で素早く吸収されるため、血糖値を急激に上昇させます。
血糖値が急激に上がると、それを下げるために大量のインスリンが分泌されます。
これが繰り返されると、インスリンの働きが鈍くなり糖尿病のリスクが高まります。
白い砂糖を過剰に摂取すると、悪玉菌のエサとなり、腸内環境が悪化する可能性があります。
腸内環境が乱れると、便秘や下痢が起こりやすくなるだけでなく、免疫機能の低下にもつながるため、風邪をひきやすくなることもあります。
白い砂糖は、精製過程でミネラルやビタミンがほとんど失われます。
そのため、白砂糖を代謝する際に体内のビタミンB群やカルシウムなどが消費されることになるので、疲れやすさやイライラの原因になることがあります。
糖を過剰に摂取すると、体内で「糖化」という現象が起こります。
糖化とは、糖がタンパク質と結びついて劣化し、老化の原因となるAGEs(最終糖化産物)を生成することです。
これが蓄積すると、肌のシワやたるみが増えたり、動脈硬化の原因になる可能性があります。
実は、砂糖には依存性があるといわれています。
甘いものを食べると脳内で「ドーパミン」という快楽物質が分泌され、一時的に幸福感を得ることができます。
しかし、これを繰り返すことで、さらに甘いものを求めるようになり、過剰摂取につながることがあります。
〇健康的な甘味料の選択肢
白砂糖を完全に避けるのは難しいですが、できるだけ健康的な甘味料を選ぶことで、リスクを減らすことができます。
- はちみつは、ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、抗酸化作用も期待できます。
また、腸内環境を整える効果もあります。 - 黒糖は、精製されていないため、ミネラルが豊富に含まれています。
特にカリウムやカルシウム、鉄分が多く、エネルギー代謝をサポートし体の調子を整える効果が期待できます。 - てんさい糖は、オリゴ糖を含んでいるため、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。
さらに、血糖値の上昇が比較的緩やかなため、糖の吸収をコントロールしやすいのも特徴です。
〇食生活を見直して健康を守る
白い砂糖は、摂りすぎるとさまざまな健康リスクをもたらしますが、適量を守り、はちみつや黒糖などの代替甘味料を取り入れることで、健康的に「甘いもの」を楽しむことができます。
日々の食生活を見直し、バランスよく糖分を摂取することが大切です。
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