アウトカム評価とは
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アウトカム(outcome)というのは、「結果・成果」を意味する言葉です。
介護業界においては、介護サービスによりもたらされたご利用者さまの状態変化に対する評価視点のことであり、介護報酬における評価視点の一つとなっています。
利用者さまへ介護サービスを行うことで事業所に支払われる介護報酬は、さまざまな項目の評価に対して報酬額が変化します。
サービスの質を踏まえた介護報酬については、「ストラクチャー(構造)」「プロセス(過程)」「アウトカム(結果)」の3視点で、それぞれの特性に応じて介護報酬が導入されています。中でも、アウトカム評価は、目標に対する結果や達成度に対する評価で、「利用者の状態改善がみられるか」という意味として捉えられています。
〇導入の経緯
アウトカム評価が重要視された背景として、サービスの内容の評価はあっても、「結果の評価」というものがほとんど無かったことにあります。
介護報酬は、簡単に言うと要介護度が重くなるほど高くなります。
そのため、「要介護度を軽くする」ということに対し、事業者が経営上不利になるのではないか、という懸念がありました。
そこで、利用者の要介護度が下がれば評価に加算があり、経営状態も維持・改善されるようにとアウトカム評価が導入されることになったのです。
また、効果的な介護サービスを提供するためには、「利用者の状態が改善した」という結果を評価することが適している、という意見から、「要介護度」に着眼した評価が検討され、平成18年度介護報酬改定からアウトカム評価が導入されました。
〇デイサービスにおけるアウトカム評価
現状、デイサービスにおいてアウトカム評価が採用されている加算としては、「ADL維持等加算」があります。
利用者の自立支援や重度化防止のために、日常生活動作(ADL)の機能を維持できているかを評価する取り組みを推進するための加算として、平成30年度の介護報酬改定にて創設されました。
しかし、算定に関する手続きが煩雑であることや、算定単位数の低さを理由に、平成31年4月時点での算定状況は通所介護が2.6%、地域密着型通所介護はわずか0.3%でした。
そのため、2021(令和3)年度の介護報酬改定で見直しが行われ、単位数が引き上げや算定要件の緩和、対象となる介護サービスも追加されました。
〇ほねつぎデイサービスは本気で結果(アウトカム)を追求
令和3年度の介護報酬改定では、自立支援や重度化防止の取り組みが重視されました。
自立支援を中心とした介護を行うためには、やはり「結果につながる介護サービスの提供」が必要となります。
実際に、アウトカム評価が可能なものは加算・見直し・拡充が予定されています。
ほねつぎデイサービスでは、柔道整復師が骨、筋肉、神経の痛みを取り除いてから生活の質の改善や機能訓練を行う、まったく新しい形のサービスを提供します。
その結果、脳梗塞、脳出血後の片麻痺などの後遺症の改善、パーキンソン病の症状の改善など、これまで諦めるしかなかった症状の改善につながります。
積極的に結果(アウトカム)を出すことを追求することで、利用者さまの身体ケアの質を高めるだけでなく、事業所としても恩恵があります。
今後も、ほねつぎデイサービスは本気の自立支援サービスを提供します。
介護事業に興味のある方は、ほねつぎデイサービスFC本部までお問合せ下さい。
ほねつぎデイサービスフランチャイズ本部 0120-536-533
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