無動とは【パーキンソン病の症状】
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パーキンソン病は、脳の特定領域が変性することで、主に運動障害が現れる病気です。
パーキンソン病の主症状の1つに「無動・動作緩慢」があります。
〇無動・動作の緩慢さ
無動は、しだいに動きが遅くなったり、動きが少なくなったりする症状です。
特に、運動の開始時、大きく素早い動作の開始・維持に必要な筋力が出しにくくなると言われています。
歩く際に腕を振らず、歩幅が狭くなり速度も遅くなり、素早く動くことができず、同時に別々の動作をすることもむずかしくなります。
その他、嚥下障害、話し声が小さく単調になる、寝返りがうまく打てなくなる等がみられます。
顔の筋肉の動きや瞬きも少なくなり、無表情になることも特徴のひとつです。
動作の緩慢さは、その時の精神状態により変化するため、気持ちが興奮している時には、思いがけず素早い動きができることもあります。
・動きが素早くできない
・歩くときに足が出にくくなる(すくみ足)
・一度歩きだすと今度は止まらなくなることがある。
・話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなる
・書く文字が小さくなる
無動の症状が現れ、動きが緩慢になると筋肉が弱り、躓いたり転倒したりする可能性が高くなります。
段差のないところで数メートル先へ移動するだけでも、事故が起こる可能性は否定できません。
転倒による骨折などがきっかけで、寝たきりになってしまうケースも少なくないのです。
リハビリや歩行訓練は、可能な限り外を歩いてみるのが効果的ですが、必ず介助の方や付添いの方が近くで見守っていただくようにします。
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パーキンソン病の症状まとめ
パーキンソン病の原因や介護のポイント
パーキンソン病の原因
パーキンソン病患者様の介護で注意すること
➀衣類・着替え
➁調理・食事
➂室内・廊下
➃浴室・トイレ
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